フリーランスデザイナーから外資に転職

35歳、新人として再スタートしました。

カップラーメンに烏龍茶を買うデブ的発想

そう、私はシーフードカップヌードルを買って烏龍茶を買った。カップヌードルを食べる事がいかに不健康か、自分で承知しながらも辞められなかったのだ。だから私は烏龍茶を買った。これで相殺できると思っているわけじゃない。だけど、心のどこかで烏龍茶が多少なりとも油分の吸収を抑えてくれるんじゃないかって期待しているんだ。

数ヶ月前まで私はフリーランスとしてある程度時間に自由が利く働き方をしていた。その8年間はカップヌードルを食べたいなんて思わなかったんだ。野菜と鶏肉をトマトベースで煮込んだ大量のスープを週一で作り、忙しい時の食事として解凍して少しずつ食べていた。

時には白米とチーズを足してリゾットにしたり、パスタに和えたり、パンと一緒にたべたり。肉食の彼氏(オーストラリア人で胃の強さが違う)が夕飯に肉ばかり食べるため、せめて朝昼は食費とカロリーを抑えるために野菜中心の生活を送っていた。

しかし、会社員に戻り自分の時間が少なくなり、コンビニのゼリー飲料と、たまに食べるファストフードが主食となった今、私は肉やカップラーメンを愛おしく感じるようになった。

 

働き方改革の影響だか何だか知らないけど、タイムカードや勤怠管理のアプリに残業時間が記録されたところで、月末に出す勤怠レポートには、毎日7時間だけ働きました(休憩時間1時間を引いて)。残業申請はありませんと申告しなくてはならない。

何のためのタイムカードで、何のための勤怠アプリなのかよく分からない。どうせ決められた日数分で残業申請ができないのなら、タイムカードもアプリも即刻廃止すればよいと思う。その時間が無駄だよ。その1つ1つの積み重ねがどれだけ従業員の時間を奪っているか、真剣に考えてくれればありがたい。新人だから仕事が遅いのかと思っていたけど、先輩方も年中隠れて残業している。そのうちの先輩1人はもう辞めてしまうけど。話が大幅に飛んだけど、なにが言いたいかってストレスが溜まると、不健康なものを食べるようになりがちだなって話だ。

 

話は戻る。烏龍茶とデブの関係だ。友人と大宮を歩いている時の彼女のセリフを思い出した。

「ねぇ見て。マックの袋持ちながら片手に烏龍茶持ってるよ。あれで相殺すると思ってるのがデブ的発想だと思わない?ああなったら終わりだよ」

まさに私は今、デブ的発想に行き着いた。だけど、そのデブの気持ちがわかる。きっと好きで烏龍茶とファストフードを持っているわけではないのだ。彼らも私と同じように、なにかしらのストレスや悩みを抱えてそうなってしまったのだ。そこにうまく漬け込んだ飲料メーカーやファストフード、インスタント食品会社の戦略に上手く乗ってしまった。

世の中は、本当によく出来ている。ストレス社会である事も、そうなった人達がどういうものを欲するかも、みんな先回りして出来上がっている。そして生活習慣病になって医者にかかれば、医者と製薬会社が儲かる。強者が儲かるようにできてる。よく出来てるな。

明日も3時起きだから寝るわ。